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どうもこんにちは。
パーツの知識が増えてきたogawaです!
これまで、必要なスペックから始まり、CPU、マザーボード、電源、メモリー、SSD、CPUクーラー、PCケースと順番に調べてきました。
ひと通り見てきたところで、今回は全体をまとめておこうと思います。
メーカーや具体的な製品を比べる前に、今回のPCに必要なスペックと、購入前に確認することを一枚の構成表に整理します。
すでに軸にしているパーツもあれば、容量や規格を比較している段階のものもあります。そのあたりも含めて、今の方針をおさらいしていきます。
※2026年10月1日に確認した公開記事とメーカー・開発元の公式情報をもとにした、購入前の構成整理です。本文の「基本候補」「比較の基準」は今回の用途に合わせた選定方針で、完成済みの構成や実機での検証結果ではありません。参考情報は記事の最後にまとめています。
今回作りたいのは、ローカルAIと趣味に使うPC
先ずは、何をするためにPCを作るのか。
一番の目的は、自分のPCでAIを動かすことです。
将来的には、SHUMI BASEのキャラクター「シュミちゃん」を画面に表示して、音声で会話できるようにしたいと思っています。
そのために、今回考えている用途はこんな感じです。
| やりたいこと | 構成を考えるときに確認したいこと |
|---|---|
| ローカルLLM | 使うモデル、GPUのVRAM、PC側のメモリー、会話の長さ |
| AI画像生成・LoRA学習 | モデルや学習方法の対応条件、VRAM、作業データの保存容量 |
| 音声認識・音声合成 | 使用ソフトの対応環境と、LLMなどを同時に使う際の負荷 |
| Live2D・AIキャラクター表示 | 表示用ソフトとAIを組み合わせたときの動作環境 |
| ブログ・写真・動画制作 | CPU・GPUの対応機能、メモリー、素材を保存するSSD |
| PCゲーム | 遊びたいタイトルの動作要件、画面解像度、画質設定 |
ローカルLLMは、自分のPCで動かす文章生成AI。LoRA学習は、既存のAIモデルに特徴を追加学習させる方法の一つです。
ゲームも楽しみたいですが、今の優先順位はローカルAIが上です。
現時点の構成候補を一覧にする
第9回までの方針をまとめると、今の構成は次のようになります。
| パーツ | 現時点の方針 | これから詰めること |
|---|---|---|
| GPU | GeForce RTX 5080/VRAM 16GB | メーカー・型番、寸法、冷却、騒音、電源条件 |
| CPU | Core Ultra 7 270K Plusを構成の前提にする | マザーボードとの対応、冷却、購入時の合計価格 |
| マザーボード | LGA1851/B860・Z890を中心に比較 | BIOS、メモリー対応、SSD・USBの接続、基板サイズ |
| メモリー | DDR5・64GB(32GB×2枚)を基本候補にする | 96GB・128GBとの比較、型番・枚数・速度の対応 |
| SSD | M.2 2280・NVMe・2TB・PCIe 4.0 ×4・TLCを比較の基準にする | 4TBや複数台構成、書き込み性能、保証、冷却 |
| 電源ユニット | 1000W・80 PLUS GOLD・ATX 3.1を比較の基準にする | パーツ確定後の容量確認、ケーブル、静音性、保護機能 |
| CPUクーラー | LGA1851への対応、冷却性能、静音性、取り付け条件から選ぶ | 空冷・簡易水冷の方式、サイズ、ケースとの組み合わせ |
| PCケース | 使用する基板・GPU・冷却機器が収まり、吸排気できることを重視 | 実寸、同時搭載条件、配線、ファン、清掃、置き場所 |
これは購入する製品がすべて決まった表ではなく、製品を比較するときの出発点です。
例えば、メモリー64GBやSSD 2TBは、今回の基本候補。「ローカルAIには必ずこの容量が必要」「この容量なら何でもできる」という意味ではありません。
ケースとCPUクーラーの具体的な製品については、別の記事で紹介する予定です。
各パーツのスペックと、選ぶ理由をおさらい
GPU:RTX 5080を軸に、VRAM 16GBの範囲を意識する
今回のGPUは、引き続きGeForce RTX 5080を軸に考えます。
NVIDIAの公式仕様では、標準メモリー構成は16GB GDDR7です。VRAMは、GPUが処理するデータなどを置いておく、グラフィックボード側のメモリーです。
ローカルAIでは、演算性能に加えて、使いたいモデルや処理が、使えるメモリーに収まるかが大事になります。
LLMは同じモデルでも、一度に扱う文章の長さを増やすと必要なメモリーが増えます。画像生成でも、モデルや設定、メモリーを節約する仕組みの使い方で条件が変わります。
そのため、RTX 5080を選んだからといって、大きなLLMや画像生成、LoRA学習をどんな設定でも実行できるとは考えていません。
メーカー比較では、同じGPUを搭載した製品でも、次の違いを見ていく予定です。
- 本体の長さ・高さ・厚みと、ケースへの収まり
- 冷却機構と、同じ条件で比較できる騒音・温度の情報
- 購入する型番の消費電力・推奨電源・接続ケーブル
- 保証と購入価格
NVIDIAの掲載仕様と各社の販売製品では、寸法などが異なる場合があります。ケースや電源との確認には、実際に買う型番の仕様を使います。
CPU:Core Ultra 7 270K Plusを前提に、周辺パーツを合わせる
CPUは、第3回で第一候補にしたCore Ultra 7 270K Plusを前提に、ほかのパーツを選んでいます。
主な公式仕様は、次のとおりです。
| 項目 | Core Ultra 7 270K Plusの仕様 |
|---|---|
| コア・スレッド | 24コア/24スレッド |
| コアの内訳 | Pコア8基+Eコア16基 |
| 対応ソケット | LGA1851 |
| 対応メモリー規格 | DDR5 |
| ベースパワー | 125W |
| 最大ターボパワー | 250W |
Pコアは高い処理性能を担うコア、Eコアは効率を重視するコアです。ソケットは、マザーボードにCPUを取り付ける部分の規格を指します。
CPU側で行う作業や、複数のソフトを使うことも考えた選択です。ただ、コア数が多ければ、GPUで動かすAIがその分だけ速くなるというものではありません。
また、冷却や電源を考えるときは、125Wだけで判断せず、ターボ動作時の条件も見ます。250Wは常に使い続ける電力を意味する数字ではありません。
ここからはCPU単体の比較に加えて、マザーボードとCPUクーラーを含めた組み合わせを詰めていきます。
マザーボード:B860で必要条件を満たすか、Z890の機能が必要か
マザーボードは、CPUやメモリー、GPU、SSDなどをつなぐ土台です。
今回はLGA1851対応の製品から、B860とZ890を中心に比較する方針です。
チップセットは、USBやストレージなどの接続・拡張機能に関係する部品です。主な違いを絞ると、こうなります。
| 比較する点 | B860 | Z890 |
|---|---|---|
| CPUのオーバークロック | 対応しない | 対応するCPUとの組み合わせで利用可能 |
| メモリーのオーバークロック | 対応 | 対応 |
| 拡張機能 | 必要な接続が足りるかを確認する候補 | より多い接続や追加機能も含めて比較する候補 |
| 今回の選び方 | 先ず必要条件を満たす製品を探す | 追加機能と価格差に価値があるかを考える |
オーバークロックは、標準の仕様を超える動作設定を使うことです。対応するチップセットでも、実際の設定や利用条件はCPU・マザーボード・メモリーの組み合わせで確認します。
チップセットの機能上限と、製品に実際に付いている端子の数は同じではありません。SSDを何台つなぐか、USB機器をいくつ使うかを考えて、製品ごとの仕様を見ます。
あわせて確認したいのが、270K PlusのCPU対応表と、対応するBIOSの条件です。BIOSは、PCの起動や基本設定を担う仕組みです。ソケット名だけで確認を終えず、購入するマザーボードのサポート情報まで見ておきます。
メモリー:DDR5・64GB・2枚構成を基本にする
メモリーは、実行中のソフトや作業中のデータを一時的に置く場所です。
今回の基本候補は、32GBを2枚使う、合計64GBの構成。使うAIや同時に動かすソフトに合わせて、96GB・128GBも比較します。
| 合計容量 | 2枚で構成する例 | 今回の位置付け |
|---|---|---|
| 64GB | 32GB×2枚 | これまでの基本候補 |
| 96GB | 48GB×2枚 | 64GBより容量を確保したい場合の候補 |
| 128GB | 64GB×2枚 | 大容量を使う予定が具体的な場合の候補 |
実際に使える容量・枚数・速度は、CPU、マザーボード、BIOS、メモリー型番を合わせて確認します。
優先したいのは、必要な容量と、対応を確認できる組み合わせです。速度だけを先に決めるつもりはありません。
第6回で候補にした6000~6400MT/sなどのXMP設定も、対応条件を確認してから検討します。MT/sはデータ転送の速さを表す単位、XMPはメモリーの速度・タイミング・電圧などをまとめたオーバークロック用の設定です。標準設定と分けて考えます。
また、将来の増設についても、「同じものを買い足せば、必ず同じ速度で動く」とは考えないようにします。別々のキットを組み合わせた動作は、そのキット単体の確認条件とは異なるためです。
128GBを使う可能性が高くなったら、最初から対応する2枚キットを選ぶ案や、後で大容量キットへ交換する案も比べたいと思います。
SSD:2TB・PCIe 4.0を基準に、容量と増設を考える
SSDは、OSやアプリ、AIモデル、写真、動画などを保存する場所です。
第7回までの方針を引き継ぎ、最初の1台は次の条件から比較します。
- M.2 2280のNVMe SSD
- 2TBを基本に、4TBや複数台構成も比較
- PCIe 4.0 ×4を基準に、5.0 ×4も用途に応じて検討
- 記憶方式はTLCを基準にする
M.2 2280は幅22mm・長さ80mmの形状を表し、NVMeはSSDとのデータのやり取りに使う仕組みです。M.2という名前だけで、接続方式や速度が決まるわけではありません。
TLCは、記憶セルに3ビットの情報を保存する方式です。これも選ぶ際の一項目で、TLCという表記だけで製品全体の性能や耐久性を判断するものではありません。
今回置きたいのは、AIモデルだけではなく、学習用の画像、生成物、ゲーム、動画素材など。まずは必要なデータを置ける容量を確保することを優先したいと思います。
製品比較では、読み書きの最大速度に加えて、購入する容量・型番のTBW、保証条件、冷却の指定も確認します。
TBWは、総書き込み量に関する耐久性の指標です。保証の条件に使われる場合がありますが、「その量まで絶対に故障しない」という意味ではありません。
増設用のM.2スロットについても、空いている数だけでなく、ほかのパーツと同時に使える条件を見ておきます。
電源:1000W・GOLD・ATX 3.1を比較の基準にする
電源は、引き続き1000Wを仮の第一候補にします。
NVIDIAのRTX 5080公式仕様では、Total Graphics Powerは360W、システムの電力要件は850Wです。ただし、この850Wは指定された構成を基にした値で、購入するGPU製品やPC全体の構成によって必要条件は変わります。
そのため、850Wを一律に除外するわけではありません。今回はCPUや周辺機器も含めて検討するため1000Wを基準にし、パーツが決まった段階で容量を再確認します。
| 項目 | 比較の基準 |
|---|---|
| 容量 | 1000Wを仮の第一候補にして、構成確定後に再確認 |
| 変換効率 | 80 PLUS GOLDを基準に、PLATINUMとの違いも比較 |
| 設計規格 | ATX 3.1準拠を優先 |
| GPU用ケーブル | 使用するGPUに適合する600W対応の12V-2×6ケーブル付属を優先 |
| 配線 | 必要なケーブルを取り付けられるフルプラグイン式を優先 |
| その他 | 出力・保護機能・静音性・保証・ケースへの収まり |
GOLDやPLATINUMは、一定の条件で測った変換効率などに関する認証区分です。認証だけで、静音性や耐久性まで一括して決まるわけではありません。
ATX 3.1は電源の設計規格、12V-2×6はGPU向けの電源コネクターに関する仕様です。対応するケーブルの種類や付属品は、購入する製品で確認します。600Wという表記も、GPUが常に600W消費するという意味ではありません。
CPUクーラー:CPU・ケース・騒音を合わせて考える
CPUクーラーは、次の条件を合わせて選びます。
- LGA1851への対応と、必要な取り付け金具
- 使うCPUと電力設定を踏まえた冷却性能
- 軽い作業中と高負荷時の騒音
- ケースやメモリーと干渉しない取り付け条件
空冷ではクーラー本体の高さやメモリーとの距離、簡易水冷ではラジエーター・ファンの寸法やチューブの取り回しを確認します。ラジエーターは、冷却液の熱を空気へ逃がす部品です。
270K Plusだから特定サイズの簡易水冷が必須、と決めるのではなく、対応情報と取り付け条件を見て判断する方針です。
また、クーラーの「対応TDP」とCPUの電力仕様は、数字だけを並べて冷却の可否を決められるものではありません。測定条件やCPUごとの対応情報も必要です。
PCケース:パーツを組み合わせた状態で収まるか確認する
ケースは、完成したPCの見た目を楽しめる部分でもあります。
ただ、今回確認したいのは、「単体のパーツが入るか」に加えて、全部を組み合わせた状態で収まり、冷却と配線ができるかです。
特に、次の点を見ていきます。
- マザーボードの規格・実寸と取り付け位置
- GPU本体と、電源ケーブルを取り回す空間
- CPUクーラーやラジエーターの設置条件
- 電源本体と、ケーブルを差し込むための空間
- 吸気・排気の位置、ファンの付属数、掃除のしやすさ
- ケースの外寸と、実際に置く場所
「ミドルタワー」「ATX対応」といった分類だけで、大型GPUや冷却機器まで問題なく入るとは判断できません。GPUや冷却機器の実寸を使って確認します。
ファンも、取り付け可能な数と付属する数は別なので、必要な追加分を含めて考えます。
ローカルAIでは、VRAM・メモリー・SSDを分けて考える
ここまで調べてきて、特に整理しておきたいのが、この3つの容量です。
| 種類 | 主な役割 | 今回の前提・基本候補 |
|---|---|---|
| GPUのVRAM | GPUで処理するモデルやデータなどを置く | RTX 5080の16GB |
| PCのメモリー(RAM) | 実行中のソフトやCPU側のデータなどを置く | DDR5・64GBを基本に比較 |
| SSD | AIモデルやアプリ、素材、生成物などを保存する | 2TBを基本に比較 |
RAMを128GBにしても、RTX 5080上のVRAMが128GBになるわけではありません。SSDを4TBにしても、VRAMの容量は増えません。
llama.cppにはCPUとGPUを組み合わせて推論する仕組みがあり、Diffusersにもモデルの一部などをCPU側へ移してVRAM使用量を減らす方法があります。
こうした処理やデータの一部を別の場所へ移すことを、オフロードと呼びます。ただし、転送の方法によって待ち時間が増えるため、大容量VRAMを搭載したGPUと同じ条件になるわけではありません。
また、LLMのモデルファイルが16GB未満でも、それだけでGPUに収まるとは判断できません。一度に扱う文章の長さや、ほかに動かすモデルなどもメモリー使用量に関係します。
今回の構成では、使うAIの条件を確認しながら、必要に応じてモデルや設定を調整することを前提にしておきます。
購入前は、パーツ同士の組み合わせを確認する
個別のスペックが希望どおりでも、組み合わせたときの条件が合わなければ、そのままでは使えません。
ここは購入前の確認表にしておきたいと思います。
| 組み合わせ | 確認すること |
|---|---|
| CPU × マザーボード | ソケット、CPU対応表、対応BIOS、電源設定 |
| メモリー × マザーボード | 容量、枚数、型番、動作速度、QVL、指定の装着スロット |
| GPU × ケース | 本体の長さ・高さ・厚み、ケーブルの余白、ほかの部品との干渉 |
| CPUクーラー × ケース・メモリー | 高さ、ラジエーターとファンの厚み、同時搭載、チューブの経路 |
| SSD × マザーボード | M.2のサイズ、接続方式、PCIe世代、レーンの共有、ヒートシンク |
| 電源 × GPU・マザーボード | 必要容量、対応ケーブル、CPU用・GPU用の端子数 |
| ケース・冷却機器 × マザーボード | 前面USB、内部USB、ファン、ポンプ、発光用端子の種類と数 |
| メモリー × OS | 使用するOSのエディションが対応する容量 |
QVLは、メーカーが動作を確認したメモリーなどの一覧です。掲載の有無だけでなく、型番・容量・枚数・確認条件まで見るために使います。
SSDを増やすと、GPUの接続条件が変わる場合がある
見落としたくないのが、マザーボード上の接続の共有です。
PCIeには「レーン」というデータの通り道があり、×16や×4はその本数を表します。
マザーボードによっては、一部のM.2スロットを使うと、GPU用スロットが×16から×8の接続になる場合があります。公式仕様にも、そのような共有条件が記載された製品があります。
これは、すべてのB860やZ890に共通する条件ではありません。また、×8になると、ゲームやAIの処理性能が必ず半分になるという意味でもありません。
「M.2スロットが多いから安心」で終わらず、どのスロットに何を付けると、ほかの接続がどう変わるかまで確認したいと思います。
大容量メモリーは、OSの上限も確認する
Microsoftの資料では、64ビット版Windows 11 Homeの物理メモリー上限は128GB、Proは2TBです。
今回比較する64GB・96GB・128GBについては、メモリー容量の上限だけを理由にProを選ぶ必要はありません。
将来128GBを超える構成を考える場合は、CPUやマザーボードに加えて、OSのエディションも確認します。
本体のスペック以外にも、用意するものを整理する
主要なパーツをそろえた後に、「これも必要だった」となるものも確認しておきます。
| 項目 | 購入前・組み立て前に確認すること |
|---|---|
| OS | 使用するOSとライセンス、インストール方法 |
| ケースファン | 付属する数、追加で必要な数、サイズ、接続先 |
| クーラーの付属品 | グリス、取り付け金具、必要なコントローラー |
| 周辺機器 | モニター、キーボード、マウス、音声対話用のマイクなど |
| ネットワーク | 有線LANを使うか、Wi-Fi・Bluetoothが必要か |
| データの保存先 | 作業用SSDとは別に、大切な素材や設定のコピーを残す方法 |
| AIソフトの環境 | 使用するGPU・OS・ドライバーと、ソフトの対応条件 |
今回目指しているシュミちゃんとの会話も、PC本体だけで完成するわけではありません。
LLM、音声認識、音声合成、キャラクター表示をつなぐソフト側の準備が必要になります。ハードを組んだ後は、一つずつ動作を確認するところから進める予定です。
メーカー比較では、条件をそろえて合計金額を見る
ここから具体的な製品を比べるときは、今回の表を基準にするつもりです。
例えばメモリーなら、まず同じ容量・枚数で比較。SSDなら同じ容量、電源なら同じ出力帯というように、何の差で価格が変わっているのかを分かるようにします。
冷却や静音性についても、温度やdB(A)の数字だけを並べず、測定条件まで確認したいところです。
あわせて、ケースにファンが何個付属するか、クーラーに必要な部品がそろっているか、送料や保証条件はどうかも含めて、実際に組むための合計金額を見ます。
今の段階では全製品を決めていないので、過去に見た単価を足して確定した総額としては扱いません。型番がそろったところで、その時点の価格を使って改めて計算する予定です。
「あと少し出せば上位モデル」を全部のパーツでやると、少しでは済まなくなるので(笑)
使う機能や必要な容量を先に整理しておくことが、ここで役に立ちそうです。
今回の結論:構成の軸と、製品比較の条件が整理できた
第10回まで調べてきて、今回のPCはRTX 5080とCore Ultra 7 270K Plusを軸に、ローカルAIと制作・ゲームを楽しめる構成を目指す方針になりました。
周辺パーツの比較では、次を基本にします。
- マザーボードは、必要な接続がそろうB860・Z890から選ぶ
- メモリーはDDR5・64GB・2枚構成を基本に、96GB・128GBも比較する
- SSDはM.2 NVMe・2TB・PCIe 4.0を基準に、容量と増設を考える
- 電源は1000W・GOLD・ATX 3.1を比較の基準にして、構成確定後に再確認する
- CPUクーラーとケースは、冷却・静音性・実寸・同時搭載条件を合わせて選ぶ
GPUやCPUの名前だけでなく、メモリー、SSD、電源、冷却、ケースまでつなげて考えると、購入前に見るところも分かってきました。
特に、ローカルAIではVRAMとRAMの違いを押さえることと、使いたいソフトの条件を確認することを忘れないようにしたいと思います。
これで、メーカーや具体的な製品を比較するための基準がひと通りそろいました。
次はこの条件をもとに、どの製品を買うかを詰めていこうと思います。
早く組みたい気持ちもありますが、ここまで調べた分、納得できるPCにしたいですね!
ではまた!
このシリーズで調べた内容
各パーツの詳しい比較や用語の説明は、こちらの記事にまとめています。
調べた内容・参考情報
確認日:2026年10月1日。購入する製品の仕様・対応表・保証条件は、購入時にも確認してください。
- Intel:Core Ultra 7 270K Plus 公式仕様
- NVIDIA:GeForce RTX 5080 公式仕様
- Intel:B860 チップセット公式仕様
- Intel:Z890 チップセット公式仕様
- Intel:Gaming Motherboard Buying Guide
- Intel:Extreme Memory Profile(XMP)
- CORSAIR:Can I mix CORSAIR memory kits?
- Kingston:SATA and M.2 Solid-State Drive FAQs
- CLEAResult:80 PLUS認証の区分・効率基準
- CORSAIR:ATX 3.0 vs ATX 3.1
- Intel:CPU Cooler — Liquid Cooling vs. Air Cooling
- Noctua:Noctua Standardised Performance Rating
- ggml-org:llama.cpp 公式README
- Hugging Face:Diffusers「Reduce memory usage」
- Ollama:Context length
- Ollama:FAQ
- ASUS:CPU対応表の掲載例
- ASUS:M.2とGPU用スロットの共有条件の掲載例
- Microsoft:Memory Limits for Windows and Windows Server Releases
- Kingston:SLC・MLC・TLC・QLCと3D NAND
- Samsung:SSD製品の保証条件


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